第28章 -1on1-
1日の練習が終わった。
皆グッタリしているが、
ほとんどの奴はこれから自主練する。
「青峰くん♪」
「…?ひかりさん?」
ん…?ひかりのヤツ…
「お疲れさま。
青峰くんにお願いがあるんだけど…」
「…?なんすか?」
「1on1、わたしとしてくれない?」
…っ⁈ひかり、何言って…?
残ってたヤツらもザワつき、
ひかりと青峰のやり取りを見ている。
「はぁ⁈あ、いや…その…。」
「あ〜!
勝負にならないと思ってるんでしょー?」
「いや…それは…まぁ…」
「じゃ、青峰くんが勝ったら、
なんでも1つ言うこと聞く!」
「なんでもっ⁈」
(…っ⁈胸触らせてもらうのもアリか⁈)
バチーーーンッ。
「青峰く〜ん?ちょっといいかな?」
『なんでも1つ言うことを聞く』
というひかりのことばに
青峰が一瞬ひかりの胸を見たのを
オレは見逃さなかった。