第6章 気持ち【西谷 夕】
菅原
「あの子、何かあったの?」
西谷
「あいつ、あんな事言ったスけどホントはバレーが大好きなんス
幼い頃からバレーやって、周りからも未来のオリンピック選手として結構有望視されてたんです」
澤村
「オリンピック選手に……」(º ロ º )
西谷
「でも、中学最後の試合で肩、故障して…
バレー、断念したんですよ」
菅原
「そっか……」
「でも、もともと大好きだったんならそれを思い出させることが出来るのは、西谷だけなんじゃない?」
澤村
「それに、嫉妬、してたみたいだしな」
西谷
「俺、ちょっと行ってきます!!!」
西谷は走っていった
3人は暖かい目で、その後ろ姿を見つめていた