第6章 気持ち【西谷 夕】
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「おー、この子が例の西谷の彼女かー」
えっと、この人は確か菅原さんだっけか
葵
「こんにちは」ニコ
澤村
「どーした?その手」
葵
「ちょっと夕に強く引っ張られちゃって……」
旭
「はは……大変だなあ」
へへへと笑い返した
ホントに、大変
あ、夕が帰ってきた
西谷
「よかったな!葵!!
お前も今日からマネージャーだぞ!!」ニカッ
勝手に決めてきたよ、この人……
葵
「夕……私、もうバレーを見るのもイヤになっちゃったの!何でか……知ってるでしょ!?
それに、そんなに清水さんがいいなら清水さんと付き合えばいいじゃないっ……!」
私は、走って体育館を出た