• テキストサイズ

【ハイキュー!!】夢の続き番外編☆

第44章 *たとえあなたが忘れても* 【澤村 大地】


それは、1日一回は言葉を交わしていることだ。
授業が終われば、津田は最低一回はやってきて「ここ、教えてくれないかな?」と苦笑いしながらノートを持ってきて尋ねてきてくれる。


それがあるから、同じクラスになったスガは1日一回は茶化してくる。



大分仲良くなれた、そんな充足感を持ちながら無事3年に進級。
クラスは持ち上がりで、また一年同じクラスに居られる、なんてちょっと少女チックに考えたりした。



津田の家は割と学校に近くて、いつも自転車で登校している。
俺も、途中までは電車だがそこからは自転車だ。

普段、部活の朝練があるから会えないもののテスト期間になれば部活はなくなるから当然朝練もない。
だから、時間を合わせてみたりしていた。



「澤村くん、おはよー!」

そう言って、爽快に自転車を漕ぎながら笑顔で挨拶してくれる。

まるで、夏のコマーシャルのワンシーンのような……。






だけど、事件は起きてしまった。









/ 372ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp