第42章 ちょっと遊びませんか?【赤葦 京治】
葵
「あ、あ、赤葦君のバカッ///!!!」
恥ずかしさと嬉しさが顔に出ているのが嫌でもわかる
それを見られたくなくて、わたしはさっさと赤葦君の前を歩いた
赤葦
「そこに小さな男の子いるから蹴ったらダメですよ」
葵
「えっ!?」
赤葦
「ブククッ」
葵
「また騙した!!
赤葦君の隠れドS!!いじわる!!」
赤葦
「俺、隠してないんだけど?」
葵
「普段はそんなんじゃないじゃない」
赤葦
「俺さっきアンタ寝てる時、キスしたけど?」
葵
「へ!?ま、またまた〜
そうやって騙そうと―んっ……///!」
赤葦君に唇を塞がれる
一度離れ、赤葦君は私に妖美に微笑った
そして、またキス――
葵
「ふ……ん………は、/// ……!?」
長い口づけに酸素を求めて口を開けば、中に入ってくる熱いモノ
それが赤葦君の舌であることは、すぐにわかった
赤葦君
「口開けて」
お互いの舌が熱くて、もうどちらの舌なのかわからなくなるくらいに絡める
顔を離せば、赤葦君の顔は紅くて、かわいいと思ってしまった反面、かっこいいと再認識した夜だった