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【ハイキュー!!】夢の続き番外編☆

第33章 隣人さん【二口 堅治】


――幼し頃――



新しく住む家へ、荷物が次々と運ばれていく

お母さん
「しばらく家に入れないから、そこら辺ウロウロしてて!

あ、でもあんまり遠く行っちゃダメだからね
怖いおじちゃんに連れてかれるからね」



「うん……
わかった……」


怖いおじちゃんに連れて行かれるのもイヤだけど
なにより、初めての土地で向上心の赴くままにどこかへ行く勇気もなかった


仕方がなく、邪魔にならないようなところで、1人ボーッと荷物が運ばれていく風景を見ていた



??
「ねえ、君ひとり?」


「えっ!?う、うん……」

いきなり話しかけられて驚く


振り返れば、私と同じ年ぐらいの男の子が居た


??
「じゃあ俺と遊ぼ!!」

そう言って、私の有無も聞かずに手をとって走りだした




着いた先は、公園だった
ブランコとすべり台だけの小さな公園



それでも、私達にとっては十分な遊び場だった



??
「キミ、なんて名前?」


「私、津田 葵
今日は、引っ越してきたばかりなの」

??
「もしかして、俺の隣の人?
俺、二口 堅治!よろしくっ」


そう言って、ニッコリ笑った彼の顔は
今でも忘れない

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