第32章 *彼が生まれた日*【月島 蛍】 R指定あり!
私が買ってきたのは、彼の好きなショートケーキ
月島
「………ねぇ、」
葵
「えっ?」
月島
「君が食べさせてよ」
葵
「……………」
フォークを持って、ケーキをとった
葵
「じゃ、じゃあ、はい///」
彼の口へ差し出す
パクっ
月島
「うん、フツーだね
じゃあ、次は葵食べて」
葵
「えっ?
まずかった?」
月島
「別に
いいでしょそんなの
早く食べてよ」
射抜くような眼で私を見る
しぶしぶとケーキをとって口にした
月島
「ちょっと、待って
そのまま飲み込まないで」
そう言って、彼の顔が近付き
キスをしていた
葵
「んっ………///」
苦しくなって、口を開けるとスルリと彼の舌が入ってきた
葵
「んんっ………////」
深い深いキス
中のケーキを食べるように彼は舌を動かす
口が離れると、銀色に光る唾液が繋がって切れた
月島
「甘……」
「そういえば、プレゼント用意してないんだよね?」
葵
「う、うん」
月島
「じゃあ、葵ちょうだいよ」
葵
「えっ、ええ!?/////」
月島
「拒否権なんかないから」
ドサッとベッドに押し倒される
月島
「だいたい、男の部屋にくるってことは想像つくデショ?
賢い君なら………ね」
そう言って、彼は私の口を塞いだ
それと同時に胸を愛撫される