第32章 *彼が生まれた日*【月島 蛍】 R指定あり!
インターホンを押すと、蛍のお母様が出てきた
蛍母
「ああ!葵ちゃん
蛍から聞いているわよ
ささ、入って入って」
葵
「夜分遅くにすみません……
おじゃまします」
中におじゃますると、リビングの扉からひょっこり顔を出した明光さん
明光さん
「おっ、この子が蛍の彼女の葵ちゃんかぁー!」
葵
「こんばんわ
夜遅くにすみません……」
明光さん
「いいよいいよ
気にしないで
どうせ、蛍が呼び出したんだろ?
けーいー!!
お前のかわいー彼女さん来てくれたぞー!」
返事なし
明光さん
「あいつ、さては照れてるな」ニヤニヤ
「ごめん葵ちゃん
蛍の部屋に行ったげてくれない?」
葵
「あ、はい」
明光さんに、部屋の場所を教えてもらいフォークも借りた
ドアの前にくると、突然開いた
そして、勢いよく腕を掴まれ中へ引っ張られた
葵
「わっ!?」
そしてまた、勢いよくドアが閉められた
月島
「随分遅かったね?」
葵
「これ買ってたから……」
手に持ってた袋を差し出す
彼は受け取って中身をみた
月島
「ケーキ?」
葵
「プレゼント、用意してあげれなかったからせめてケーキでもと思って……」
箱の中身を見た蛍の顔が一瞬嬉しそうに見えた