第27章 甘いもの【及川 徹】R指定あり
葵
「……………」
及川
「………………」
葵
「っっっ!!!!//////////」
離れようとすると、徹に止められた
つまり、今
抱きしめられている
葵
「っ?!///
ちょ、ちょ、離……してよぅ///」
フルフルと震えて上手く声が出せない
及川
「葵………
俺のこと、どう思ってる?」
葵
「え?」
徹の胸に埋まっていた顔をあげる
目があう
葵
(こんな真剣な目した徹……
バレーしている時以外にするなんて、珍しい……)
及川
「俺は…………
葵の事
好きだ」
耳まで真っ赤にして
最後は横向いてそう言った
葵
(こんなに心臓が早いのも………
もしかしたら
でも、やっぱり……)
「徹、あのね………
幼馴染で恋愛関係みたいなのは、
ありなの?」
及川
「俺はありだと思ってるから
言ってるんだけど」
口を尖らせる
葵
(そうなんだ………
ありなんだ……)
年上だけど、敬語を使う気にはなれない
でも、それはそれだけ
深く関わってきたから
葵
「そっか………
好き……なのか」
及川
「え?」
葵
「え……
っ!!////
い、今の忘れてぇ〜!!!」
及川
「ムリ」
葵
「っな!―んっ」
キスをされて口が塞がる