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【ハイキュー】もしも〜だったら

第5章 いざ、勝負!


部活が終わり、第一体育館に行く。
バスケ部がぞろぞろと体育館から出てくる。
バスケ部も終わったんだ。

私は部活の格好のまま、シューズを持って体育館に入る。
道宮先輩が私に気付いたらしく、こっちに走って寄って来る。

ボールが床に叩きつけられる音がする。
久しぶりだな。

「吉村さん、ほんとにありがとう!」

「いえ....」

私にニコッと笑って集合をかける。
5人の女子がぞろぞろと駆け寄ってくる。
あ、ほんとに足りないじゃん。
(足りるかもしれません....)

「今日から試合まで、助っ人として入ってもらう吉村さん。中学のときバレー部だったから入ってもらった」

「よかったですね。ずっと振られっぱなしでしたから」

2年生?の先輩が笑って言う。

「吉村美颯です。短い間ですが、よろしくお願いします」

『お願いしまーす』

「さーて、紹介も終わったし!練習しよー!」

ぞろぞろと練習に戻っていく先輩たち。
あれ?
私のポジションは?

「あの!道宮先輩!」

練習に戻っていく先輩を呼び止める。

「ん?」

道宮先輩は振り返る。

「あの、私のポジションどこですか?」

「あ!忘れてた!リベロしてもらおうかと思ってるの」

「リベロ、ですか?」

「あ!もしかしてレシーブ苦手だったりする?それなら変えるんだけど....」

「いえ、私中学のときリベロだったんで」

「あ、そうなの。それはよかった」

道宮先輩はまたニコッと笑う。
そして、私も道宮先輩もアップをとる。
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