第3章 近所
方言か?
なんかよく意味が....
それより俺は『田中』という単語が気になった。
「田中さんとは仲いいんですか?」
そう言ったとき、大地さんが集合をかけた。
「集合みたいやけん、また帰り話そうや」
そう言って俺に手を振る。
俺は早く吉村さんと話したくて、仕方がない。
だから、練習に力が入らず日向に文句を言われた。
俺はムカつき、日向の頭を掴んでやった。
*****
やっと吉村さんと話ができる!
俺は吉村さんの隣で歩く。
前には、西谷さんと日向がやんやん騒いでいる。
「吉村さん、今日は部活見てどうでした?」
「ええなぁって思った」
「え、どうしてですか?」
「私ってスポーツできんのよ。やけん、できる影山くんとか田中が羨ましい」