第11章 いない。
莉央said
由美ちゃんがトイレに行ってるのをまってるあいだ、聖夜のことを考えてた。
聖夜と涼成くんいまなにしてるんだろう?…
そんな時だった。
「ねぇねぇ、そこの女の子!
今一人?
俺たちと遊ぼう?」
?
後ろから聞こえた方を振り向くと
大学生くらいの3人組が私の方をみていた。
莉央「あの…?」
「だって一人なんでしょ?」
莉央「一人じゃないです。
友達と来てるんで。」
ちゃんと断ったのに、その人たちは
「いーじゃん。
だって一人なんでしょ?」
強引に引っ張られる。
力強くて逆らえない。
莉央「やめてください!
やめてってば!!」