第10章 日曜日。
またまた聖夜said,
ダブルデートは遊園地でするらしい。
涼成「ちょっと二人で待ってて!」
といって、俺は涼成に連れて行かれた。
涼成「あれ、嘘だよ?」
嘘?
なにがだ?
聖夜「なにがだよ。」
涼成「俺がりおちんのこと好きだってやつ。」
聖夜「…なんで、わざわざ?」
涼成「おまえさ、前のこと引きずってんだろ?
りおちんのことも、落として捨てちゃえとか思ってたろ?
最初は。
でもさ、りおちんとお前が話してるの見て今までとは違うな、って思ったんだ。
だから、お前に正直になって欲しかっただけ。
俺は由美ちゃんが好きだったしね。」
そーだったのか!
涼成「でも、さすがにおまえも付き合ってること知ってたと思ってたよ。
だいたいみりゃわかんだろ?」
聖夜「いや、わかんねーよ。
でも、ありがとな。
俺、莉央を大事にしたいって思う。
だから、」
涼成「その続きはりおちんに行ってやりな。
…よし、いくか。」
そういって、涼成はたちがったので俺も着いて行った。