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短編集【黒バス・リボーン】

第1章 雨降る季節【黒バス:黄瀬涼太】


「私が思うに、それは恋だね。」
昨日、あったことをありのまま、親友の凪沙に話すと、こんな一言を言われた。
「私、どうすればいいの?凪沙ー。」
「相手が、黄瀬じゃなかったら私もなんとかできたんだけどな・・・。こればっかりは打開策がないというか、なんというか。」
「俺がどうかしたんスか?」
突然、頭上からあまり聞きなれない声が聞こえた。
「黄瀬くん!?/黄瀬!?」
私は当然驚いたけど、それ以上に凪沙も驚いていたことに驚いた。黄瀬くんは近くにあったイスを持ってきて座った。
「おはよ、架那っち。昨日は・・・聞かなくても大丈夫ッスよね?」
「うん、お兄ちゃんもいるから。」
「ところで、黄瀬はテスト勉強とかしてる?」
「え?・・・あ!来週の!!忘れてたッス!」
「実は私も勉強してなくてヤバいから、架那に教えてもらおうって考えてたんだけど、どう?」
「ちょ、凪沙。その話私はじ・・・」
「いい子だから架那は黙ってて。」
凪沙に軽く睨まれた。黄瀬くんはうーんと少し唸ってから、『いいッスね!』と賛同してしまった。これはもう勉強会を開くしかないのかな?
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