• テキストサイズ

うちはに転生しました。

第42章 開戦




「お前の中の九尾とキラービーさんの中の八尾が奪取されてしまえば、敵の術が完成し、この世は終わりを迎えてしまう。お前を守ることは、これからの未来とみんなを守ること。・・・みんな、お前のために必死に戦ってる。だから・・・今は我慢の時だ、ナルト」

「・・・この戦争は全部オレ一人でケリつける!!憎しみ身痛みも全部オレが引き受ける!!」

「話を聞いていなかったのか!?いいか、俺にとってお前はなっ・・・」

「!」

「大切な生徒の一人だ、そして・・・弟のようにも思ってる」


イルカがナルトを真っ直ぐ見据える。

落ちた額当てを拾い、ナルトの前に差し出す。


「・・・ダメだ!それでもお前を生かせるわけにはいなかい!」


イルカが印を結び結界を作るが、ナルトには無意味なものだった。


「先生、オレってば強くなったって言ったろ・・・こんな結界じゃあ・・・」


ナルトが悔しそうな表情でイルカの前から姿を消す。


「追え!絶対に逃がすな!」


イルカを除く全員がナルトの後を追う。

遅れて出てきたのは、ビーだった。

イルカの横に、スイレンと鬼鮫も現れた。


「行っちまったか、バカヤローコノヤロー!」

「どうするんですか?九尾、出てしまいましたけど」

「ナルトを追うしかないよね。ちょっと、鮫肌しまってよ」


鮫肌は、試しに持ってみても拒絶されなかったので、無事ビーから鬼鮫の元へ戻った。

予期せぬ鬼鮫の登場に一瞬体が強張ったイルカだったが、すぐにビーに向き直った。


「あの、お願いです・・・ナルトを守ってやってください!」

「オーケー任せろベイベー!」


親指を立ててみせると、ビーが走り出す。

そのあとをスイレンと鬼鮫がついていって、その場はイルカだけが残された。

その後、ナルトに追いついた一同は張ってあった結界を破り、外に出ることに成功した。




/ 755ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp