第9章 クロとサスケと。
「――――・・・寝たかな?」
『ん、みたいだね。・・・ねぇ、これからどうするの?』
「んー・・・とりあえず、2、3日ここにいようと思うんだけど」
『え?何で?』
「駄目かな・・・」
『うっ』
サスケの寝息を確かめたところで、スイレンと会話をする。
サスケのところにいると、どうしても傍にいたくなる。
『・・・キミがそう言うのなら・・・仕方ない』
「ホント?やった、ありがとスイレン」
スイレンはハルのお願いは断れない。
だから、毎回許してしまうのだ。
「ねぇ、スイレン。ネネ呼んでくれない?」
『え?何で?』
「イタチ兄さん宛にまた伝言頼みたいの」
『ふーん。まぁ、いいけど』
「―――と言うわけで、ネネ。お願いしてもいい?」
『ええよ。任しとき!』
「うん、ありがと。“2、3日出てくる”って言ってくれれば・・・」
『ん、了解』
ネネは数分もしないうちにやって来た。
フクロウの姿のネネは相変わらず元気そうで、ケラケラ笑っていた。
『じゃ、行ってきます』
「お願い」
『おー』