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天崎夫妻の甘やかな日常



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(どう、しよう……)

192

悠晴くんは、いつだって優しい。

193

私が嫌がることを、無理強いしたりしない。

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だからきっと、今日の夜も。私が嫌がれば、優しく笑って『夏樹ちゃんが嫌ならしないよ』なんて、言ってくれるに違いない。

195

でも、もう。

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(……私のわがままで、悠晴くんを我慢させたくない)

197

(…悠晴くんの全部を、ちゃんと受け止めたい)

198

甘えてばかりの私は、もう終わり。

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たとえそれが、ものすごく恥ずかしくて、泣きたくなるようなことだとしても。

200

貴方が望むなら、わたしは。

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