(どう、しよう……)
悠晴くんは、いつだって優しい。
私が嫌がることを、無理強いしたりしない。
だからきっと、今日の夜も。私が嫌がれば、優しく笑って『夏樹ちゃんが嫌ならしないよ』なんて、言ってくれるに違いない。
でも、もう。
(……私のわがままで、悠晴くんを我慢させたくない)
(…悠晴くんの全部を、ちゃんと受け止めたい)
甘えてばかりの私は、もう終わり。
たとえそれが、ものすごく恥ずかしくて、泣きたくなるようなことだとしても。
貴方が望むなら、わたしは。
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