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ふぁに⭐ふぁみ 【気象系BL】



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翔は鞄からノートとシャーペンを取り出し、何か書きました。

書き終わると、ノートを丁寧に破り三つ折りにして智に渡しました。

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あの、これを…

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智は紙を開いて読みました。

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“借用書”?

いらねえよ、こんなことするな。

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智は紙を三つ折りにしてから、翔に返しました。
しかし、翔は両手でガードして受け取ろうとしません。

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いえ、受け取ってください。
じゃないと、お借りする事できません。

智さん。
お願いします。

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翔くん…。

868

翔くんもなかなかだなー(笑)

そんなら、借用書は受け取る。
でも、これには3万ってあるけど、このまま5万を持ってってくれや。

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そんな!駄目ですよ!
5万円なんて多すぎます…。

870

金はあるに越したことはねえぞ。
返すのはここに書いてるとおり、3万でいいから。

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