智お爺ちゃんは、紙を潤お父さんの前に置きました。
その紙を潤お父さんと雅紀と和也はじっと見つめます。
雅紀
何これ?
見ていいの?
智
おう。
潤
あっ…これ…。
智
懐かしいだろ?
潤
ああ。
てか、じいさん。
物持ちいいな。
潤お父さんは三つ折りの紙を丁寧に開きました。
そこには、あの時に書いたもの。
潤
俺、これを書いてから益々翔のことを好きになっていったんだよなあ。
翔
え?潤も?
実は俺も…これを書いてから潤のことを意識し始めたんだ。
それまでは、かわいい弟って思ってた。
智
だろうな。
クリックして次のテキストを表示
http://dream-novel.jp