翔は鞄からノートとシャーペンを取り出し、何か書きました。
書き終わると、ノートを丁寧に破り三つ折りにして智に渡しました。
翔
あの、これを…
智は紙を開いて読みました。
智
“借用書”?
いらねえよ、こんなことするな。
智は紙を三つ折りにしてから、翔に返しました。
しかし、翔は両手でガードして受け取ろうとしません。
翔
いえ、受け取ってください。
じゃないと、お借りする事できません。
智さん。
お願いします。
潤
翔くん…。
智
翔くんもなかなかだなー(笑)
そんなら、借用書は受け取る。
でも、これには3万ってあるけど、このまま5万を持ってってくれや。
翔
そんな!駄目ですよ!
5万円なんて多すぎます…。
智
金はあるに越したことはねえぞ。
返すのはここに書いてるとおり、3万でいいから。
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