メニューを店員さんに渡してから、鼻唄まじりにテーブルナプキンで何やら折り始める潤お父さん。
そんな潤お父さんを愛おしそうに見つめる翔お母さん。
翔
ふふふ。
潤
へへへ。
時折、目が合うと微笑み合う潤お父さんと翔お母さん。
仲が良いですね♪
和也
…。
(お父さんもお母さんもさ…僕も居るんですけど?)
潤お父さんも翔お母さんも、和也の存在を忘れているのではないかと思うくらい、二人だけのセカイにいってるようですね〜。
翔
んふふ。
潤
へへへ。
和也
……。
和也は、二人だけのセカイの両親を見ながら、「早くハンバーグ来ないかなあ」と心の中で強く願いました。
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