前々からひっそり愛読していました
何気ない日常の中で、恋へと変わる瞬間や、些細な心の機微が読みやすい文章で構築されていて、スッと息をするように入ってきます
各々のキャラの心理描写にどれも違和感がなく、そのままの彼らとの触れ合いにきゅんきゅんしたり、ほのぼのしたり

題名の通り、恋が芽生え世界が彩る瞬間が詰まったお話の数々
特に好きなお話はリンクとコムイさんです
優しさの中に、時にほろ苦さも混じっているところがスパイスの利いた魅力的な短編集

久しぶりの更新に嬉しくてレビュー失礼しました
ありがとうございます✽

その想いに至るまでの夢主の心の起伏。その言葉を紡ぐまでの煉獄さんの感情の流れ
1つ1つが炎雷にしかない特色の中に巧みに散りばめられていて、ラスト間近に次々と繋がりゆく様には目頭が熱くなりました

失くすからこそ得られるもの。一辺倒ではない道を歩んできたからこそ、2人が交わす何気ない言葉や日常がこんなにも愛おしいのだろうなぁと胸を打ちます
読後は正に、澄みきる青空を目前に広げるような心地でした
まだ2人の幸せな余韻に浸っていたいので、番外編は後日ゆっくり追わせて頂きます

物語のそこかしこに撒かれた心の種を、様々な芽の形とさせながら最後には1つに花咲く。圧巻でした
完結おめでとう御座います

まず物語の構想がすごく緻密で面白い。読み直せば伏線を知った上で成るほど！と深読みして楽しめるので、気付けば2周してました
且つどのキャラも原作の芯を守っているので、違和感なく入り込めます
とりわけ主軸の煉獄さんは、本来の姿に炎落ちならではの嗜好が入り混じり、ここでしか見られない彼にすっかり魅了されてしまいました

呼吸帳、注釈、神話、天体、色彩、師弟と恋人との対比的関係性や、度々味覚をそそる食事など。湧水のように溢れる独自の世界観を持つ一作
未来は約束されているのに、ラストの予想がつかないのは作者様の技量が成せるもの

そんな世界で生きる夢主ちゃんと煉獄さんの軌跡を、固唾を呑んで見守りたいです

痛みを伴うまでの、世界を、心を、かちりとピースをはめるような情景描写と心理描写で見事に表現されていて、すんなり読み易くも心を幾度も揺さぶられました
進撃の巨人の世界を、そのまま文字起こししたかのようです

夢主やリヴァイ兵長だけでなく、周りを取り巻く個々のキャラ達を大切に扱われているので、世界そのものが生きているように感じるのだなぁと思いました

そんな世界で出会う2人だからこそ、些細な触れ合いだけで胸が弾みます
個人的にアルミン好きなので、彼の姉というのも嬉しい！

これからどんな道を夢主が歩むのか、想像がつかないからこそ面白い
文字で生きる進撃の世界を、1頁ずつ噛み締めて追っていきたいです

1つの作品で大正軸や現パロ、隊士や鬼や学生と、様々な立場・視点・場面・結末が楽しめます。
1つ1つのお話は短くさらりと読めるものなので、短い時間の中でも夢を楽しみたい方にお勧めです。

かと思えば、色んな形で作者様のこだわりも詰められており、読み応えもあります。
1度目は作品の空気を楽しんで。2度目は作者様のこだわりを楽しんで。と、私自身何度も楽しませて貰っています。

炭治郎、義勇さん、煉獄さん推しには堪らない詰め合わせ。

「恋はどこからやって来る？」

タイトルの通り、多種多様なお話の中から自分好みの恋を見つけてみるのも、お勧めです。

蝉時雨ロスに陥りたくなくて、ゆっくり噛みしめるように頁を捲りようやく読破致しました

原作に重きを置いた世界観で生きる、実弥と夢主の2人
比喩で紡ぐ情景や心理描写が秀逸で、また読者に想像を委ねる余白が見事です
原作を追う所と追わない所、場面展開に思い切りがよく、鬼滅本編を振り返るというより2人の軌跡を辿るような心地
切なさはあれど、だからこそ繋いだ2人の未来が尊く、しあわせで溢れるようにと願わずにはいられないです

私的に不死川兄弟が大好きなので玄弥へのお兄ちゃん心も深く感じることができて嬉しかったです
今は完結の余韻に浸りつつ、番外編もゆっくり楽しみたいと思います

完結おめでとう御座います

この作品の、空気が好きです

マリ×ミラ好きな自分には堪らない1章
些細な空気や会話の流れが心地良くて、2人の人柄そのものを文字に起こしたようなお話。原作の中で語られなかった、ささやかな2人の時間を覗き見したようで、胸がほっこり温かくなりました

アレン夢の2章
兎に角もうサクラちゃんが可愛い。好き。アレンに向ける反応の1つ1つがほろりと優しく予想を裏切ってきて、気付けばアレン視点でほわほわしながら読み込んでいました
章名のような飲み心地の良い優しいお話
けれどDグレならではのダークさもちらほら見え始め、一体どんな結末になるのか予想もつかず頁を捲る度にどきどきしています！
続きが楽しみです

8/10はラビの誕生日
七夕や誕生日イベントをリアルタイムで綴って下さっているこの作品様では、ラビの過去・ディック時代から出会うことができます

チャラけた一面もありながら、ブックマンの使命を背負う影の一面もあるラビを自然体に書き出していて、原作には描かれなかったディック時の彼はこんな姿じゃなかろうか…と思いを馳せることができました
両片想いな夢主ちゃんとディックのもどかしくも愛らしい姿にきゅんきゅんしたり、ひょんなことから出会う大人の魅力溢れるティキとの絡みにドキドキしたり
今後どんな展開を迎えるのか、予想がつかず先が楽しみです

この先のBD話も楽しみにしています
ラビお誕生日おめでとう！

年中無休でホラー大好きな自分ですが、ホラーと言えば夏！この季節になると読み返しに来ている、風物詩にもなっている作品です。

1話1話の物語が濃く、人気版権から見かけないものまでジャンルも様々。和洋折衷のホラーに出会えます。
背筋がひんやりと冷たくなるものから、心の内に温かさを残してくれるものまで、多種多様な感受性を経験させてくれるカンバラ様には脱帽です。

「すうら、すうすう。」
題名からも、澄みきるような愛しさを感じる程。
本棚に入れていますが、本当に1冊の本として我が家の棚に置いておきたい。今年の夏も楽しませて貰おうと思います。

選べないくらい全章お薦めです。
ホラー好きな方は、是非。

おにぎり様の前作【勿忘草】に出てくる不死川さんが魅力的過ぎて、不死川さん相手の小説を新たに公開してくれた時は「待ってました！」とばかりに飛び付きました…が、只今、無惨様に夢中です。

すらすらと読み易い話の中で、胸を打つ言葉達。甘いだけではない、飾らない裸の台詞や心。おにぎり様の生み出す文体が好きです。
推しではないキャラにも夢中にさせてくれる技量は、絶え間ない原作への愛から生み出されるものだと感じました。

斬新な発想により土台を作られた、今作。この先どう展開していくのか、先が怖くも楽しみでなりません。
頁を捲る時の至福の瞬間を、いつもありがとう御座います。

お勧めです。