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  • ストイック ~期間限定・テニプリ~ (0)
    只管、キャンバスに向かう。



    ひた向きに、そして強い眼差しに俺は目を奪われる。



    満月の中で、真っ白なペガサスが真紅の花の中で嘶いているシチュエーション。



    世界を支配しているようなその存在感のペガサス。お前は、誰を思いそれを描く?



    それが俺ならばどんなに誇り高く、強い存在だとお前に思われていると言うことだろう。




    手を伸ばそうとしても、指の隙間からスルリと簡単にこぼれ落ちてしまうお前。




    いつか、いつか……この手が、この腕がお前に届くように俺は強くあろう。




    お前の描くペガサスの存在感に恥じないように、俺が俺らしくあるように。



    俺のこの眼差しを捉えて離さないお前をいつか……




    ストイックに……



    ただ、ストイックに……



    俺様が俺様として、誇り高く。



    [投稿日] 2016-07-17 14:57:54[投稿者] 翡翠
  • ギュゥッって…… ~期間限定・テニプリ~ (0)
    なぁ、何で?



    俺の彼女やって、認識ないわけないやろ。



    俺……メッチャ、可愛がってるんやで?




    『侑士……顔怖い。』



    『五月蝿い。言われんでも自覚あるわ。って、今から撃退しに行くんやからこれでええんや。』



    標的は、俺の可愛い、可愛い彼女……に、にやけた顔で自己主張&自慢話してる【敵】。



    俺……メッチャ青春してる?



    それにしても、俺の彼女……かなりの人見知りなんや。今頃、あの物凄く困った顔してるんやろなぁ。



    …………ブチッ



    あ、何かキレた音した?



    彼女……困った顔やなくて、泣きそうになってるやん。腕を捕まれて、連れていかれそうになってる。



    ホンマはアカンで?良い子は真似せんように。



    敵の腕目掛けて放ったテニスボールは……予定通りに撃退した。



    痛そうに悶えてる敵に冷やかな視線向けてから、彼女を自分の腕の中にギュゥッ……。



    『侑士さん……。』



    『怖かったなぁ?けど、もう心配あらへん。せやろ?』



    俺にしがみついて、小さく頷く彼女……。メッチャ可愛い……メッチャ青春や。



    『お前……コソコソしたって、侑士の耳に入るの分かんねぇの?テニス部200人の部員から、何かあったら連絡が入るようになってんだぜ。』



    『ホンマ、厚かましいにも程があるわ。次……ないからなぁ。あ……逃げてった。』



    『今回も、根性無いヤツ……。で、侑士。そろそろ部活に行かねぇと、跡部が五月蝿いぜ。』



    『ハイハイ。ほな……ん?部活終わるまで待ってるって?大歓迎や。目一杯、格好ええとこ見せんとなぁ。』



    …………二時間後



    『だから、待てって‼』



    『嫌や。今回は許さへん‼』



    『侑士‼あ~……ったく、可愛い過ぎる彼女も考えもんだな。』



    『忍足のヤツ……。後で説教だ。ん?何?アイツが絡まれてる?ったく、俺様の女に言い寄るとはいい度胸だ。樺地、行くぞ!』



    『ウス。』



    『……跡部まで。』



    ……一時間後



    『大丈夫や。俺がついてる。もう、離さへんから。……ん?強く抱き締め過ぎ?堪忍や。』



    ……30分後



    『ホンマ、抱き心地ええわ。けど、そろそろ帰ろか。ん?もうちょっと引っ付いていたいって?ほな、もうちょい堪能させてもらうわ。可愛いなぁ……俺の姫さん。』



    [投稿日] 2016-07-11 15:08:16[投稿者] 翡翠
  • 微笑みという名の…… ~期間限定・テニプリ~ (0)
    いつだってそう……



    女の子の視線は、隣にいるエージや手塚へのもの。



    気持ちは分かる。だから、ちょっぴり羨ましく思うけれど……仕方無いって思ってきた。



    たった一人、俺を見てくれる人がいる。




    そう……君だ。



    お日さまみたいな眩しい笑顔とは違って、野原に咲くスミレのような穏やかな微笑み。



    ゆっくりと優しい声色と共に、俺へと安らぎをくれる。心から、俺が俺で産まれてきて良かったと……味会わせてくれた大切な女性だ。



    どんなに辛いことがあっても、困難にあっても……その微笑みで癒され、活力をくれる。



    単純だって言われるだろうか?それとも、そんな大層なものじゃないと謙遜するだろうか?



    そんなことを想像するだけで、俺は優しい気持ちになれる。



    照れ臭そうに俺が君の腕を引っ張っていた時、ショーウィンドーに映る君を見て……俺に負けないくらい赤くなった顔をしてた。



    そして……



    物凄く、幸せな微笑みを浮かべてた。



    やっぱり、単純?



    君をこんな風に幸せそうな顔をさせられた俺は、本当に……俺の方が幸せだって思えた。



    可笑しいかな?



    君は、いつだって俺の隣じゃなく俺を見てくれる。



    だから、見てて?



    俺の為にも、仲間の為にも……大好きな君の為にも俺はこの試合を勝つ。



    だから、見てて……







    [投稿日] 2016-07-11 13:42:46[投稿者] 翡翠
  • マイペース ~期間限定・テニプリ~ (0)
    ホント、嫌になるくらいあの人ってマイペース。



    フワフワして掴みどころないし、誰が声かけてもニコニコしてるし、弱っちょろく見えて意外に頑固だし。



    ねぇ、分かってる?



    俺が、年上のアンタを気になってるって。



    糸のない風船みたいなあんただから目が離せなくて……。



    だから、いつも探してしまうんだ。気付いたら目で追ってるし、先輩たちと親しげに話してたらムカつくし。



    どこまでそのマイペースが、俺の心を掻き乱すんだろ。いっそ、知らんぷり出来たらって……そう思うのに出来ないから悔しくて仕方無い。



    ねぇ……教えてよ。



    アンタのそのマイペースなとこ、どうしたら掻き乱すことが出来る?



    俺を見てよ……俺だけを見てよ。



    俺以外の誰にも、そんな笑顔を見せないでよ。



    『おはよう。リョーマくん。そう言えば、聞いたよ?練習試合あるんだってね。リョーマくんの応援に行ってもいい?』



    そう言っては、いつもの笑顔を見せるんだ。



    そして俺は……その笑顔だけで頑張れてしまえるんだ。



    【アンタのことが好きだ】



    そう言えたら……



    『来るのは別に構わないけど、勿論、差し入れ付きだよね?』


    『どんな差し入れがいい?』



    『アンタのその視線……俺だけにくれればいい。』



    ……アレッ?



    いっつもの笑顔で、大きく頷かれた。



    ハァッ……ホント、嫌になるくらいアンタってマイペース。



    でも、いつか振り向かせるから。



    負けっぱなしなんて、俺には合わない。



    覚悟しててよね。



    アンタのそのマイペースも、アンタのもつ全てを俺が独り占めするから。
    [投稿日] 2016-07-09 22:33:53[投稿者] 翡翠
  • 七夕 ~期間限定・テニプリ~ (0)
    願い……誰もが抱えるもの。



    小さいものから、大きなものまで……多種多様の願いが存在するだろう。



    俺の願いは……



    左側に存在する、一見儚くて脆く見える恋人との未来。



    お前のその笑みを絶やさないでいられるように……



    笑われてしまうかもしれない。それでも願わずにはいられない。



    短冊に書いた願い。



    幾多のカラフルな短冊に書いた願いは、天の川で瞬く星々のようだ。



    『国光さん。国光さんは、何を願われたんですか?』




    愛らしい笑みを浮かべ、俺が手にしている短冊を覗き込む恋人。



    『あ……同じだ。』



    照れ臭そうに見せてくれた短冊に書かれていたものは……




    【二人で、ずっと笑っていられますように】




    『同じか。ならば、2倍叶えてもらえるかもしれないな。』



    小さく口元を緩める俺と……静かに、そして優しく穏やかな笑みを浮かべる恋人。



    そんな俺たちを、天の川の二人は見守ってくれているだろう。



    繋いだ手に力を込め、そう願いを思い描く。










    [投稿日] 2016-07-07 23:41:02[投稿者] 翡翠
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