第3章 自由人
「やっぱりいつものかー♪よくこんなのたべれるね!!マジ馬!!馬刺し味」
「駄目ですか??」
「いやいや〜これが命綱になってるんだしこんな商品でも人の命救ってるもんね(笑)」
かろうじて怒りを受け流して抑えることができた。
「118円でーす」
「はいはい」
といいつつ財布を探すと
わーお 財布忘れてんじゃん
ど、どうしよう
「ん?どしたの??つぐみちゃん??」
「えっ?いや、その…」
「くすっ、ちょっと待ってて」
そう言ってあいつはカウンターから後ろの部屋に入ってった。
しばらくすると
「お待たせ〜♪」
そう言って、手に小銭をもって戻てきた。
「お兄さんからのおごり★」
「あ、…ど、どうも…」
これだ。あいつの嫌いな所
優しいんだ
そういうところが ムカつく
「あっ!ちょっと照れた?つぐみちゃん♪」
「照りれてねーし!!てか、ちゃん付けすんな!!」