• テキストサイズ

いつまでも変わらずそばにいて【黒バス*赤司様】

第1章 *プロローグ




征十郎はきっと今頃彼らに別離の挨拶をしているところだろう。


キセキの世代と呼ばれた、本当に奇跡のようなあの5人に…。


そのときふと、目の前に水色の頭が見えた。


「っ黒子くん!」


人混みを上手にすり抜けて歩いていく彼は私の声に振り返った。


「…さん。」


彼はその澄んだ目で私を見ていた。


「えっと…。」


駆け寄ったものの、かける言葉がなくてうつむく私を黒子くんは笑った。


「ご卒業おめでとうございます。」


「え、あ、黒子くんもおめでとう。」


全中三連覇の後、バスケ部をやめた黒子くん。


進路とか、これからどうするのかとか、聞きたいことはあったけど、黒子くんの目はあの頃と同じままでちょっと安心した。


/ 100ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp