第2章 儚く散りし澄みきった青空
晋助は私をまったく探して来ない。
多分、私は晋助の中から放り出されている。
付き合って少ししかたたないのにさ・・・
「ハハッ・・・」
舞い上がってた自分が笑えてくる
いったい、自分は何の為に鬼兵隊の船にいたの?
晋助を完全に信用してたから。
「ヘェ~・・・そんなに高杉の旦那がいいの?」
あの時はね・・・
・・・・・・・・・え?!自問自答してないよ?!!
待て!!待て待て待て!!
「アンタ誰」
「ふ~ん、まだ俺のことが知らない女がいたとはね」ニコ
こいつ・・・もったいぶってんなよ
「俺は 神威 」