第8章 それぞれのかたち
--------------------------バタ
「ただいま・・・」
ピロピロン~♪
私の好きな着メロ・・・
私は昔すごく絵を書くのが好きで
TVで話題になってるアイドルなどの衣装とか
考えてかいてみたり
こんな部屋に住みたいなぁって思うと
スケッチブックだしてかいてみたり
想像を描いていくのが好きだった。
そんなことがきっかけでここにきたこともあるんですが・・・
ピロピロ~♪
あ、私ずっと会いたいって思ってる人がいて。
この着メロの歌はそんな人の歌からつくった着メロなんです。
ネットで活躍してる歌手の歌。
顔もしらないし、声からしてきっと男性なんだろうけど
知ってるのは同い年っていうだけ・・・
この透き通る声が
どんなうたにも合っていて
でもどこかアイドルっぽくもなくて
掴みきれないキャラクターが好きで
この人が輝けるステージ作れたらなって・・・
夢なんですけどね。
ピロピロ~♪
「あ、そんなこと思ってる場合じゃない!・・・もしもし!」
『あ~おっそいよ~!彩?今どこにいるの?』
ええええええええええええ
ひとみ?!なんでしってるの;;
「え、高坂ひとみ さん?ですか?」
ひとみ『そおおおおおおおおおおおおよ!
あんた、今日サボりすぎ!!生徒会長室いってから帰ってこないし。探して生徒会長室に意気込んでいったけどイケメン生徒会長がどっかいったっていってるし。もう、あんたどこいんの?』
ひとみは焦りと怒りが現れている電話に
彩は心配させてしまったと謝ることにした。
「・・・・ほんとうにごめんなさい。
迷惑かけるつもりなかったんだけど・・・
気づいたら夕方で寮帰ってきちゃった・・・
も、もうしないから嫌いにならないで!!ひとみ!」