第1章 僕らのはじまりのいろ
彩「あ・・・もうこんな時間。荷物片付けなきゃ。」
あんまりにも広い敷地に驚かされ、門の前で立ち止まってしまっていた。
彩「あ、でもどっちいったら寮なんだろ。あぁ・・・もうわたしったらバカだ。地図あるのによめない!うわあああああ」
地図みて奮闘していると
後ろから肩を叩かれた。
「ねぇ?君ここの子?」
「わぁ?!な、なんですか?」
わぁ、びっくりしたぁ。いきなり現れたらびっくりするよ。・・・・
あのこの男の人
すごく綺麗。
雪みたいな白だけど
どこか輝く銀にちかい色した髪。
緩やかな風になびく風がこのひとの髪の色を引き立たせる。