第5章 はじめての音色
すると・・・
晃「ねぇ!俺、赤坂晃っていうんだ。よろしくね!」
彩の目の前に出された男らしい手。
「?!・・・びっくりした!」
帰ろうとしていた彩にとったら突然の出来事で
驚いてしまった。
晃「ごめんね!///
俺、驚かすつもり全くなかったんだけど・・・」
晃は慌ててるような表情をし、申し訳なさそうに謝っていた。
よく彼をみると赤みをおびた茶色のショートヘアで
笑顔が似合う男の子だった。
彩「いいえ!大丈夫です!こちらこそごめんなさい。」ペコリ
晃「・・・///(可愛いんですけど!)あ、俺こそ・・・///」
彩「あ、謝らないでください!嫌な想いさせてしまって、ごめんなさい。」
晃「・・・・ププッ!
俺ら謝りすぎ。これでおあいこにしよっ♪」
彩「・・・ん?」
そういうと最初のときと同じ、笑顔で
晃は目の前にもう一度手のひらを差し出していた。