第2章 竜の姫
〜竜の姫〜
ここは草食系の魔物が多い島、ログフリ。
自然豊かで、木々の育ちもいい。
「やっぱりここは草食系の魔物しかいないなー」
彼女の名前はディルカ・ブルグレーン。
竜の姫であり、人と竜の戦争を終わらせようと竜神を探す旅をする姫。
「だから人間もここで暮らしてんだろ?人間の匂いがするぜ?」
彼の名前はディルト・ブルグレーン。
竜の王であり、妹思いのディルカの兄。
ディルトも竜神を探す旅をしている。
「じゃあ見つからないようにしなきゃ」
「見た目じゃわかんねぇし、大丈夫だろ?」
ディルカ達竜は人と違うところがない。
しかし1つだけ、違いがあった。
「目を見られたら終わりだよ?」
目の色。
人は皆黒色だが、竜は属性によって目の色が違う。
火の竜だと赤、水の竜だと青、風の竜だと緑、雷の竜だと金色。
「力使わなきゃ大丈夫だろ」
ディルカとディルトはその全ての属性を持っていて、力を使わなければ目は黒色。
だから簡単に人に化けれる。
だけど力を解放したりすると、竜の姿になってしまう。
「てか、竜神様はどこにいるんだろう?」
「さぁな、情報を頼りにしていくしか・・・あ、アイツ等だ」
アイツ等、とはミンカ・ノクアと、セイク・ラントー。
ディルカ達と一緒に竜神を探す竜。
ミンカの属性は風。
セイクの属性は水。