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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第17章 心を乱す存在



「凛。あれがいい。」

こっちは手を離そうとしているにも
関わらず、強く手を引かれ、
一台の屋台の前に辿り着いた。




「……チョコバナナ?」


数多くある出店の中で、何故チョコバナナを……

エルヴィンの提案を
不思議に思いつつ、店に近付く。



「不思議な色だな。あれは食べ物なのか?」


なるほど。

チョコもバナナも、
エルヴィンのいた世界には存在しないのか。


曖昧な表情で屋台を見つめる
エルヴィンを横目に、
屋台でチョコバナナを一本購入すると、
エルヴィンに手渡した。

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