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モブリットと妄想日記

第9章 ヤキモチ2



「どうかしたのか。」


エルヴィンは
自分の定位置に座り
肘をついて頭を支えながら
カコに問いかけた。


「あの…
昨日の会議で
私情を持ち込んでしまって
ごめんなさい…。」


カコは
深々と頭を下げた。


「あぁ、あれか…。」


エルヴィンは
小さく息を吐いて、
背もたれに体重をかけながら
カコから目を逸らす。

そんな様子を
リヴァイは黙って見ていた。


「もうああいうことはないようにするから……」


カコは頭をあげて、
懇願するようにエルヴィンを見つめる。


あぁ、空気が重い。


最近は、
団長モードのエルヴィンを
後ろから見ているばかりだった。



しかし今回は対面。



何故部下達は
こんなエルヴィンと普通に話せるのか
不思議に感じてきた。
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