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Marchen Story

第1章 ある少年のお話


僕はいつも通り学校からの帰路につく。オレンジ色の夕焼けがとても綺麗だった。

家につくと部屋に入る。キィと無機質な音が響く。

そのまま僕は深い眠りに着いた。最近はやたらと眠い。



目が覚めると目の前に一冊の真っ白な本が洋風のテーブルに置かれていた。不思議の国のアリスとかに出てきそうな机だ。

それ以外は白。いや無、と言った方がいいのだろうか。

見たことの無いテーブルや部屋(?)

となると、まだ夢なのだろうか。僕は本の方へと歩みを進める。

その本はとても分厚かった。広辞苑や百科事典なんかよりもずっと。

開いてみると誰もが一度は見たり聞いたことのある童話の数々がズラリと並んでいた。それぞれの物語によって字体やい、大きさまでが違っていた。

その次のページをめくると『シンデレラ』と書かれていた。




──そこからはシンデレラの物語。
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