第2章 1人は……ダメ……
黙っている蓮は……何処かに向かって、睨んで見ていた。遠くの方を見ていた。
そして、ある建物を見つけた。其処は、まるで倉庫のような建物だった。
私は、興味本位でその倉庫らしき物に、近づく。扉は、しっかり閉まっていたが、鍵は掛かっていた。
「……こんな、建物あったけか?」
蓮は、驚いた表情をしながらそう言った。私は、一歩踏み出して、扉に手を近づける。
「おい!開けちまうのか!?」
蓮は、声を張り上げ私に向かって言った。私は、その言葉にハッと我に返るが、脳裏では開けてみたい、と思っていた。
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