• テキストサイズ

密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第5章 神が与えたもの



「ありがとう。
でも、アンと一緒に働けるのも
楽しみにしてたから……」

「大丈夫。
基地はそんなに遠くないんだし、
休みの日は会えるよ。」

今にも泣き出しそうなエマの肩を
優しく摩る。


「それに、
憲兵団の料理人になれたなんて聞いたら
両親も喜ぶんじゃないの?」

そう言った途端、
エマの表情が少し曇った。


……あれ、
何かマズイことを言ったか……?


俯くエマに視線を向ける。


「………あのね、
隠すつもりはなかったんだけど……
あの店の店主は、
私の本当の親じゃないんだ。」

エマは少しバツが悪そうに話し出した。

/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp