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密かな交換条件・2【進撃の巨人】
第5章 神が与えたもの
「……うん。
試験は終わったんだけど……」
私の隣に並んだエマは、
小さくため息を吐く。
もしかして、
結果が思わしくなかったのか……?
何と言葉を掛けていいのか分からず、
言葉を探そうと目を瞑る。
「……試験は、通ったことには
通ったんだけど……」
「調査兵団の料理人になれるの?!」
思わずエマの手を握るが、
冴えない表情のエマを見て、
少しの胸騒ぎを覚えた。
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