第3章 守りたいもの
2024年3月9日 第20層ひだまりの森
今日ひだまりの森で強力モンスターを倒すのを手伝ってくれとネスというプレイヤーが20層にいるプレイヤー全員にメールを送った
何やら今から戦うことになる敵は相当強いらしい
ひだまりの森の入り口に着いた
そこには俺を含めて20人くらいだった
「あれ?さんじゃないですか」
手を振りながらシリカがのところに来た
「シリカもここに来たのか」
「はい!」
「これで全員かな?」
メールを送った本人…ネスが大きな声で喋り始めた
「皆来てくれてありがとう…」
「でももう一度言うけど今から戦うモンスターはすごく強い…」
「それでも手伝ってくれるか?」
プレイヤーの問いかけに他のプレイヤーはひるまなかった
「ねぇシリカちゃんパーティー組まない?」
「君の安全は保証するよ」
色んなプレイヤーがシリカのことを誘っていた
まぁ協力プレイが目的だから不自然ではない…
「ねぇねぇシリカちゃん僕と組んでデザート食べに行かない?うへへへへ」
協力以外の目的を持っている奴もいるみたいだが…
「皆さん誘ってくれてありがとうございます」
「でも私さんと組むので」
シリカはの腕に抱きついた
「……え?」
男プレイヤーから嫉妬の眼差しで見られた
成り行きでシリカとパーティーを組むことになった
葵がいなくなってから久しぶりのパーティーだ