第6章 しょうがない
結局わからない。
飛雄に会ったあと、徹の様子は変だった。
何か話しかけても、
あぁ、うん。そうだね。
としか言わなかった。
そのまま、雰囲気は悪くなり帰ってきた。
「嫌いだったのかな…」
考えた末、徹は飛雄が嫌いだった。
としか思えなかった。
飛雄、ムカつくけど嫌われるようなタイプじゃないのに。
「やっぱ気になる!!」
その結果、徹に電話することにした。
が、なんか照れくさい…
今日、様子がおかしかったけどどうした?
いやいや、なんか徹のことを気遣ってるみたいでなんかやだ。
なんかあった?別に気遣ってる訳じゃないから。
いやいや、逆になんか言われそう…。
母「、夜ご飯ー!!」
はっ、色々考えているうちに7時を回っていたか…。
そして、結局わからないままだった。