第3章 心配…
まだ少し名残惜しそうにしつつも孝史は湊斗の背中に廻してる腕を離す
「そろそろ 体育館戻るか!」
『そうだな♪ あ~でも大地に怒られそうだな…』
湊斗は肩を落としシュンとする
「大地なら今、教頭に呼ばれてるから 大丈夫だべ」
『え!? なんで教頭??』
「いろいろあったんだよ。まぁ歩きながら話すべ」
体育館に行きながら孝史はアノ話をした__
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大地side
俺は今、教頭に連れられて職員室に居るのだが…
(……湊斗……)
教頭の話しを聴きつつ頭の中では湊斗の事を考えていた
「……くん、……澤村くん!ちゃんと聴いてるのかね??」
「…あ、はい。聴いてます」
「まぁ良い。他の部員にもしっかり口止めしておく様に!!」
「はい。失礼します…」
教頭との話が終わり職員室を出る
(湊斗の奴、大丈夫だろうか…)
スガに頼んで来たとは言え、アイツはすぐ無理をするからな…
(なぁ湊斗、頼むからもっと自分の身体を大事にしてくれよ…)
俺は早歩きで体育館に戻った
end