第25章 (番外)酔っ払いにはご注意を…?
旭side
甘酒を飲んで暫くすると…
『あ~さ~ひ~…… エへへ//ギュゥううううう///』
「え?ちょっ!? み、みみみ…湊斗⁉///」
湊斗は人目を気にせず俺の首に手を廻して抱き着いてきた
『なぁ旭~ チューしよっ?』
「湊斗!?// もしかして酔ってる?」
『そんなことないべ~ 良いから、チュゥ~///』
「いや 絶対酔ってるべ」
(…だって湊斗は酔うとキス魔になるからな…(;'∀'))
『だ~か~ら~酔ってなんか、ないでしゅよ~( *´艸`)』
完全に酔ったのか、湊斗は俺に抱き付いたままキャッキャと騒ぎだした
「み、湊斗//みんな見てるから離れような?///(゚Д゚;)」
『やら(。-`ω-)』
「ええー(;´Д`)」
取り敢えず俺は湊斗を抱えて人目の少ない所に連れて行き
酔いが醒めるのを待つ_
・
・
『あ~。頭、ガンガンする…(´-ω-`)』
「大丈夫か?」
湊斗の顔を覗くとさっきまで赤かったのが少し蒼くなってる
『…あーうん、多分……』
「今日はもう帰ろうか、送るから」
顔色の悪い湊斗を歩かせる訳にもいかず
俺は湊斗をおんぶして帰る
『…ふぁ~』
「眠かったら寝てていいよ」
『ん~……なぁ、旭~』
今にも寝てしまいそうな湊斗の声_
「どうした?気分でも悪くなった?」
『……俺が何をお願いしたか、知りたい?』
「聞いていいなら……知りたい、かな……」
『…………俺が願ったのは、な?
今年こそは入院しませんようにと
あと……
これから先も、ずっと
ず~~っと
旭の隣に………
居れます、よ………にt…………』
「っ///そ、それって///」
今、自分の顔が真っ赤な事位、鏡を見なくてもわかる
『……』
「湊斗?」
急に喋らなくなった湊斗を不思議に思い呼びかけたが…
『すぅ……すぅ………』
聞こえたのは規則正しい寝息_
「さっきのってさ……それって、
ちょっとは期待して、良いのかな?
でも………もし勘違いだったら…」
いつもの弱気が出る…
『んんっ……あ、さひ………すぅ…』
俺の首元にある湊斗の腕が僅かに強くなった気がした
「勘違いだったとしても、いつか”好き”って伝えるから待っててくれな?…」
俺は湊斗にそっと囁いた_
end