第22章 (番外編)今だからこそ…
『なぁ、影山~』
影「ウス」
部活が終わって真っ暗だった体育館に明かりが点き
俺と影山の声が響く_
『もっかい確認するけど、本当に良いんだな?』
影「ッス!」
『わかった……良いべ!』
影「あざッス!!」
これから何をしようかと言うと…
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遡ること、昨日_
部活が終わり、みんなで下校しているとある話題になった
『え!? 影山、明日誕生日なの(´゚д゚`)!?』
影「ッス!」
『マジか~( ゚Д゚) な!プレゼント何が良い?』
影「プレゼントッスか……」
『して欲しい事でも なんでも良いべ?』
影「……何でも!!」
そう言った影山は嬉しそう(なのか?)に、
目をキラキラさせて…
影「じゃぁ! サーブ教えて欲しい…ッス」
『……え? うん 別に良いけど?』
果たして、それが本当にプレゼントになるのか?
影「お願いしアス!!」
『お、おう(^^)b』
まぁ……影山が良いって言うなら良っか!!
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って事があった訳で、
部活が終わり、一度部室に荷物を取りに行ってから二人でまた体育館に戻って来た_
『さて、始めるか(*´ω`)』
影「ウス!」
『取り敢えず最初は、俺の動きをちゃんと見てろよ?』
影山は静かに頷いた
最初、何本か手本を見せてからあとは言葉で説明しながら教えていく
『そんな感じ、そんな感じ!段々よくなってるべ(^^)』
影「あざッス!!」
『ただ、もうちょっとこう……ん~(´・ω・`)』
影「?……湊斗さん?」
急に喋らなくなった俺を不思議そうに見る影山_
『ちょっとごめんな?』
俺は後ろに回り、影山の手に自分の手を乗せる
影「…!?///」
すると”ビクッ”と影山の肩が動いた
『あ、悪い! 嫌だったか?』
影「そッ///そんな事!!……無い、ッス///」
言いながら顔を覗くと頬が薄らと赤くなっていた
『じゃぁ続けるけど 嫌だったりしたら言ってな?』
影「…ッス//」