第19章 おかえり
孝支side
放課後、俺は旭のいる隣のクラスに行く_
?「…おう、お前か 話すの久しぶりだな スガ」
「…たのむ 戻ってくれよ旭
西谷ももう部活禁止が解けて戻ってくるんだ」
東「…そうか良かった 西谷が後ろに居てくれれば心強いもんな」
「お前だってそうだよ! お前がトスを呼ぶだけで皆心強く思ってるよ!」
東「…気持ちは嬉しいけど… …俺が戻ってもまた皆の足を引っ張っちまう」
「…今チームは確実に変わってるんだ 悔しいけど…1年に凄いセッターが入って来た
それに_ ”最強の囮”が居るんだ もうお前ばかりに負担がかかったりしないんだ…!
烏野はもう”落ちた強豪”なんかじゃなくなる…!」
東「悪い…スガ」
旭は立ち上がり、教室を出て行こうとする_
俺は慌てて追いかけると、そこには……
「お前らこんなところで何してんの」
日向と影山が居た 旭に二人の事を紹介すると
東「がんばれよ」
日「えっ 一緒にがんばらないんですかっ?」
東「!」
日「本物のエース ナマで見たいです!」
東「………悪い 俺はエースじゃないよ」
旭はそのまま先生に呼ばれ行ってしまった
影「菅原さん あの、旭さんって……」
「…ある試合で…旭のスパイクは徹底的にブロックに止められてさ…」
日「!? えっ…」
「”それだけ?”って思うだろ……
けど…… エースである旭がサーブでもブロックでも狙われてマークされてっていうのはいつもの事だけど、”あの試合”ではコッチも何もできなくて…
(それに……)!ていうかお前ら急がないと部活始まるぞ!」
日/影「「!!!」」
日向たちは急いで自分のクラスに帰って行き、俺も鞄を取りに教室に戻る_
『孝支! どうだった?』
まだ教室に残っていた湊斗が俺に近づいて来た
俺は首を左右に振る_
『そっか…… 取りあえず部活行くべ』
「おう!」
そして俺は鞄を取り、湊斗と部室まで歩いて行った_
end