第18章 (番外)暖めて?
アイスを半分近く食べた所で…
『やべーもう無理 寒い(-_-)』
西「え!? 大丈夫ですか?Σ(゚Д゚)」
『手が痺れてきた(´Д`)』
すると、夕が湊斗の手を握って来た…
西「うわっ( ゚Д゚) 手、スゲー冷たいじゃないッスか!!」
『夕、悪いけど俺の残りも食ってくれね?』
西「良いスよ!(ニカッ」
夕は自分の分と湊斗の分を食べ、その横で湊斗は…
『はぁ……… はぁ……』
両手で口元を覆い息を吐いて暖めていた
西「まだ寒いッスか?」
食べ終わった夕が湊斗に声を掛ける
『ちょっとだけ……』
湊斗は両手をクロスさせ二の腕を擦る
西「しょーがないッスね」
夕は立ち上がる
『?』
”ふわっ”
夕は湊斗の後ろに廻り、着ていた学ランを脱いで湊斗の肩に掛けそのまま抱きしめる
『夕?』
西「これで少しはマシになる筈です」
『うん// ありがと……//』
西「風邪引かないで下さいよ!」
『は~いww やっぱ夕はカッコイイな(*´ω`)』
西「えぇ/// なんスか急に…///」
湊斗は抱きしめられている手に自分のを重ねてから顔だけ後ろに向ける
『ははっ 顔真っ赤だw///』
西「こっち見ないで下さいよ///」
『ん?それは無理だべ』
そう言うと 湊斗は夕にゆっくり顔を近づけていき
・
・
・
”チュッ”
西「なっ///」
『あ、ますます赤くなった』
ニシシと笑う湊斗…
西「……湊斗さん//
…………まだ、寒いッスか?」
夕は湊斗を抱きしめる力を強める
『…ッ///…………うん
だから夕…………もっと俺を……
(”暖めて”)』
お互いゆっくりと顔を近付かせていき
何度も唇が重ねた
いつの間にか二人の体温は
アイスを食べたのを忘れるくらい
暑く、暑くなっていった__
end