第17章 (番外)テイクアウトで…
『あ! ケーキまだ残ってるけど持って帰るか?(´▽`)』
「…はい」
湊斗さんの言葉に内心喜びつつも顔には出さないようにして返事をするが…
『www』
僕の顔を見て湊斗さんはクスクスと笑いだした
「?」
『ww蛍ってホントにケーキ好きなんだな?ww薄らだけど……頬、緩んでるべwww』
「ッ///」
恥ずかしくなり僕は顔を逸らした
『wwwんじゃ、準備してくるからちょっと待ってろ(^^)』
湊斗さんはキッチンに戻っていき、僕は残りのケーキを食べた
・
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『用意できたぞ~(*´ω`)』
湊斗さんがケーキが入った箱を持って戻って来た
「あ、ありがとう ございます……」
『いいーべ いいーべww あれ?蛍、口元にクリームついてるww』
「え?」
言われて僕は、口元を拭おうとするが…
『ジッとして…』
湊斗さんは片手でケーキの箱を持ったまま、もう片方の手は口元を拭おうとした僕の手を掴んできた
「湊、斗さ…(『”ペロッ”』 !?」
湊斗さんは僕の口元をペロッと舐めた
『ん! 取れた('ω')』
「ッ///」
『蛍、顔真っ赤だべww』
そう言って余裕そうに笑う湊斗さんを見て、僕は掴んでいる湊斗さんの手を自分の方に引き寄せる
『え!? ちょっ!!!』
そのまま僕は湊斗さんを向かい合うようにして膝の上に座らせた
『こ、コラ/// 何すんだよ//』
「湊斗さん、顔真っ赤ww」
『だって// 顔、近い…から///』
湊斗さんは恥ずかしそうに顔を逸らした
「(クスクス)可愛い……」
『ほ、ほら…そろそろ帰らねーと家の人心配するべ///』
「はーい」
返事をしてから、僕は湊斗さんをお姫様抱っこをする
『ふぇ!? ちょっ/// なんでお姫様抱っこすんだよ///』
「えーこのままお持ち帰りしようかと思ってw」
『なんでだよ!(゚Д゚)ノ』
「ダメですか?」
僕はワザとシュンとしてみせた
『うっ………きょ、今日だけ…特別な!////』
「それじゃぁ行きますよ?」
すると湊斗さんは大人しくなり
僕の胸に身体を預けてきた
「(可愛い……)」
帰ったらケーキより甘いことを
いっぱい、いっぱいシよう_
end