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COLORS☆黒子のバスケ

第40章 理不尽な願い。



黒子くんは静かに笑った。
その笑顔は少しだけ寂しそうだった。



黒子「そして、僕は君を必ず助けます。だから…いえ、すいません。何もないです。寒いですね。早く帰りましょう。」


黒子くんはそういうと強引に私の手を引いて歩きはじめた。



"必ず助ける。"


そう言って前を歩く
その背中に懐かしさを覚えた。




あぁ。
思い出した。


この優しくて強い背中。
前も見た事ある。




私を女子バスケ部から連れ出してくれた
あの時の赤司くんの背中と一緒だ。



ありがとう。
黒子くん。



その背中に会いたかったのかもしれない。
その背中に何度だって救われたのかもしれない。



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