第6章 地獄の合宿。
高尾「なんかあるんだろ?あんたら。」
高尾くんは鋭い目で見てくる。
るり「んー…。私、多分嫌われてるんだと思います。」
高尾「へ?」
高尾くんはなんだか笑いそうな顔でこっちを見た。
るり「だって、なんか私にだけ冷たいし…いつも睨んでくるし…。」
高尾「…ブハッ!ブハハハハ!」
高尾くんは大爆笑した。
るり「!!!なんで笑うんですか!?」
高尾「いや、嫌っては絶対ねぇよ!」
るり「うぅ。何でですか?」
高尾「いや、だって、真ちゃんあんたの事超気にしてたし」
るり「えぇ?」
高尾「昔何があったか知らねぇけど、相当心配してるみたいだぜ?」
るり「…うぅ。」
高尾「まぁ、真ちゃんツンレデだから、伝わりにくいかもしんねぇけどさ。」
るり「…。」
高尾「あんた、なんか面白れぇな!」
るり「えぇ!?」
高尾「真ちゃんも面白いけど、あんたも面白いよ!」
るり「そんなこと…ないですよ。」
高尾「あ、あんた名前は?」
るり「神谷るりです。」
高尾「るりちゃんね!メアド交換しよ!」
そういって高尾くんは携帯を差し出してきた。