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COLORS☆黒子のバスケ

第37章 永遠の憧れ。


その私の行動に、
何故か、降旗くんたちは顔を青くした。

降旗「…そ、そっか…俺たちって神谷がそんな反応するほど…ダメなのか…。」
私ははっと顔を上げた。

るり「ち、違うよ!」

私が慌てて否定すると、
更に三人の表情は暗くなった。

福田「気ぃつかわなくていいんだ…俺たちさ…やっぱり練習ついていくのに手いっぱいだし…火神や黒子みたいに活躍出来ないし…。」

河原「…なんか、もうだめなんじゃないかって…。」

るり「違うってば!…私なんかに向き不向きなんてわからないから…だから考えただけであって…」
次第に声が小さくなっていく。

降旗「神谷?」
降旗くんは不安げに私の顔を見つめた。

るり「私が向いてるよ!って言った所でそれは気休めにしかならなくて…私が不向きだ!って言った所でそれは可能性を摘み取ってしまった事にしかならない。」

私がそういうと、
再び三人はうつむいた。

るり「人にはそれぞれ人より長けている所が絶対にある。だから、他人と比べて向き、不向きと決め付けるのは…私は好きじゃない。」

降旗「…神谷ってすげぇな。」
降旗くんはニコニコと笑った。

るり「…え?」

降旗「少し期待してたのかもしんない。きっと神谷なら甘やかしてくれるって。向いてるって励ましてくれるって。」

るり「…あ、ご、ごめん。」
私がうつむくと、
福田くんが私の肩を叩いた。

福田「いや、ありがとう。逆にやる気になった気がする。」

河原「うん。自分だけの良い所。探してみるよ。」

…。

心がなんだか暖かくなった。
ずっと縛り付けられていた何かから
開放されるような…

そんな気分だった。

私はそれから出来るだけ三人にアドバイスや
気がついた所は報告するようにした。



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