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COLORS☆黒子のバスケ

第27章 WC開幕。


目を開けると、火神くんはぎりぎり避けたようだった。

でも、これでわかった。
やっぱり『あいつ』は変わっていない。

しばらくすると、赤司くんは火神くんから離れ、
階段を上まで上がった。

私はただ遠くから『あいつ』を睨みつけていた。

ふと、赤司くんと目があった。

赤司くんはこちらに手を振った。
はっと我に返り、私はそちらへと歩いていった。

赤司「やぁ。るり。久しぶりだね。元気だったかい?」

その赤司くんの言葉にみんなが一斉にこちらを見た。

黄瀬「るりっち!?」

緑間「神谷!?何故ここに?」

紫原「・・・はぁ。」

青峰「・・・っち。」

桃井「るりちゃん…。」

黒子「・・・?」

るり「ひさしぶり。元気だよ。」

私はそういうと赤司くんの方へと歩み寄った。

赤司「待ち合わせの時間過ぎてるけど…どうかしたのか?」

るり「うん。エントリーシートの提出場所が混んでたから遅れちゃった。ごめんね。」

赤司「そうか。君には少し個人的に話したい事があるんだ。少しいいかな?」

るり「…うん。」

そうして、赤司くんは私の手を掴み歩き始めた。

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