第25章 ラッキー☆アクション
緑間「暗いのだよ…足元に気をつけるのだよ。」
そういって緑間くんは私の手を少し強く握った。
るり「うん。ありがとう。」
しばらく歩くとお化けが飛び出してきた。
るり「うわぁぁぁぁ!?」
緑間「うわぁ!?なんなのだよ!?」
るり「え!?なんなのだよって…お化けだよ!」
私は飛び出してきたお化けを指差した。
緑間「そうか。眼鏡をはずしているから全然見えないのだよ。」
るり「え!?何で眼鏡はずすの!?」
緑間「む?このアトラクションも眼鏡をはずした方がいいのかと…」
るり「いや、お化け屋敷は視覚的に楽しむところあるから眼鏡してていいよ!なんかごめん、言ってなくて…。」
緑間「な、なるほど。」
そういって緑間くんは眼鏡をつけたようだった。
緑間「うわぁぁぁぁ!!!神谷!何かいるのだよ!!!」
るり「えぇ!?今更!?さっきからずっといるよ!お化け!」
緑間「に、逃げるのだよ!」
そう言って緑間くんは私の手を引っ張って走りだした。
るり「うわぁ!?ちょ、ちょっと!?」
慣れないヒールであまり速く走れない。
緑間「うわぁ!?お化けが追いかけてくるのだよ!しっかり掴まるのだよ!」
るり「え!?うわぁ!?////」
そうして緑間くんは私をお姫様抱っこして走り始めた。
そして、あっという間にお化け屋敷を飛び出たのだった。
緑間「ふぅ。怖かったのだよ…。」
るり「あ、あの。恥ずかしいんだけど…///」
緑間「ん?…あ、悪かったのだよ///」
そうして、緑間くんは私を降ろしてくれた。
それから一緒にいろんなアトラクションに乗って
あっという間に閉館間近の時間になった。
私達は最後に観覧車に乗ることにした。